2023年登封滞在記⑧

●20日
李老師が出発された後、自分の練功。さすがに毎朝高品質の練功を続けているので、長護心意門拳も大刀もよい仕上がりになって来た。明日の大会にも何の憂慮も無く感じる。

朝食はいつもの通り師父、師娘と近所の水煎包。小さい店だがその場でどんどん包んで、どんどん焼いて、どんどん売っていく。店は朝5時位から8時、9時まで営業し、昼と夜は開かない。こういった朝食専門の店が中国には沢山あり、値段もそう高くないので便利で楽しい。

登封の朝 水煎包

午前中は何となく疲れが出たので部屋で半分寝て過ごし、昼過ぎに中庭で功法を少々。

午後は登封市内を散歩しながら薬局で漢方を買ったり、写真屋で今後の交流で使う資料のコピーを取りながらぶらぶらと、その後も武術用品店などを冷やかしてのんびり過ごし休みを満喫した。

登封市の市区は南北3.5キロ位。端から端まで歩いて45分くらいで行き着ける。帰りは試しに市内の路線バスに乗ってみた。予めスマホの決済アプリに登封市内バスカードをダウンロードしておき、バスに乗る時に料金箱の後ろにある読み取り機にスマホ画面に出しておいたQRコードをかざせばOK。市内どこまで乗っても1元。全部で11路ある路線を把握できればなかなか便利な交通手段だ。同じ読み取り機にICカードをタッチする場所もあるし、現金も後ろの料金箱に入れられる。

これは他の場面でも感じた事だが、「中国は今はスマホ決済が主流」と言えども実際には様々なケースがあり、それぞれに上手く対応出来ているのが感じられる。

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登封市内を走る路線バス
登封市内から嵩山を望む
天気がよかったので登封市内から嵩山が綺麗に見渡せた