少林門の研究少林拳動画活動の記録掲示板トップ

上達の秘訣


虚心で学ぶ

 「きょしん」と言います。武術を学ぶには、先入観や我見のない、素直な気持ちで臨む事が大切です。

 人は往々にして自分の知っていることで物事を解釈しようとします。また解釈して理論的に納得してからでないと安心できずに身動きがとれないというケースもよく見受けられます。現代人としてはごく当たり前の考えであるとも言えますが、しかし時にそれは学習の大きな妨げになることがあります。

 まずは心を白紙にして、素直にやってみて、そして味わう。時間を掛けてじっくりと味わっていく内に、徐々にその動きに含まれる道理が体感できるようになってくるものです。同時に、師父(先生)や師兄(先輩)の動きや言うことをよく見て(聞いて)、独りよがりにならないように気を付ける事も必要です。

練功と生活

 執筆中...

練功時間・環境

建さん
 練功をするのに最も適した時間は朝です。睡眠によって十分な休息をとり、気力・体力ともに充実した朝の時間に練功をすると、同じ内容を行ってもより高い効果を得ることが出来ます。中国でも多くの人が朝の時間にそれぞれの練功を行っています。

 練功を行う場所は、静かで自然環境のよいところで、土の地面が一番望ましいです。コンクリートのようなあまり硬すぎる場所で行うと、膝や腰の故障を招く恐れがあります。自宅や職場の近くによい練功場所を見つけておき、普段から決まった場所で練功を行うのも長続きの秘訣です。

 但し、これらはあくまでも理想であり、実際上はなかなかこれに沿って練功を行うのは難しいものです。あまり拘りすぎずにひとつの参考として、あとは各自の生活リズムや環境に合わせて行うとよいでしょう。

服装など

 本来、中国武術は普段着で行う事が多く、練功をするのに特にこれと決まった服装はありません。基本的に動きやすいもので、季節に合ったものであれば何でも構いません。

 ちなみに当会では、手に入りやすく便利であるという理由で、上はTシャツやジャージ、下は功夫ズボンという出で立ちの人が多く見られます。

 ところで、先に「決まりがない」と書きましたが、靴に関してだけは多少考慮する必要があります。練功に用いる靴は出来るだけ底の薄いものを用い、それと足首を固定するデッキシューズのようなものは避けます。

建さん
 中国武術用品の専門店では「飛躍(フェイユエ)」等の練功シューズが購入できる他、ワークマン等の作業着店で売っている「建さん」、「寅さん」などのいわゆる職人靴も安価で丈夫なため、愛用者が多くいます。

怪我の予防

 武術を学ぶ上で、怪我や故障を避けるために。

 まずは正しい姿勢・動作を心がけることです。その為には師の言うことをよく聞き、姿勢・動作をよく見て、常にそれに従って練功する事が必要です。姿勢や動作が間違っていると、武術的にも意味を為さないばかりか、結果として身体を壊す原因となります。逆に正しい要求に沿った姿勢・動作を行うことは身体を強くし、健康にも大いに益があります。

 次に練功が過度にならないように注意する事です。どんなに正しい姿勢と動きで行っても、負荷が度を過ぎれば身体を壊します。練功は、「易から難」、「少から多」、「弱から強」が原則です。時には強い負荷で集中的に練り込む方法も必要ですが、特に初心の内は進歩を焦らず、まずは毎日の練功を無理なく継続する習慣をつけることが大切です。

 最後に注意するべきは、練功時の心身の状態です。思わぬ怪我は、往々にして精神の働きが散漫な時や、身体の不調な時に起こるものです。練功は、精神・身体共にある程度充実した時に行い、そうでない場合は敢えて休む事も時には必要です。俗に「疲労が激しい時、心配事のある時、怒りの感情が強い時、過度の空腹・満腹の時には練功をしない。やったとしても大して功がつかない」と言い習わされているのも、そういう意味があるからです。