少林抗日救国会

今日はお休み。午後一杯、凌斗祖師爺が副会長を務めたという「少林抗日救国会」の事を調べてネットを徘徊しました。

この少林抗日救国会の会長である韓希賢は、登封東南部に位置する「教師窝」の一つである大金店鎮の著名拳師である事。

また救国会の名前が出た初めの紙資料である「少林寺武術百科全書」の著者・王長青がやはり大金店の武術家である事から、この大金店についてちょっと調てみようと思い立ち検索した所、2014年に出版された「大金店鎮志」にも、韓希賢や息子の韓進礼(救国会で「指導員」を務めたとされる)、そして少林武術救国会についての記載がある事がわかりました。

2006年に凌斗祖師爺の故郷・登封東部の凌家門に凌斗の子孫を訪ねた時、確かに「凌斗が抗日救国会の副会長を務めた」という話は聞き取れたのですが、救国会についてそれ以上の事柄は発掘できませんでした(抗日救国会とはまた別の、少林寺で修行し後に八路軍の将軍にまでなった許世友について貴重な口碑が得られたのは収穫でしたが)。

その様な訳で、この抗日救国会に関する逸話の出処は、案外大金店方面の人脈から出たのではないかとも推測しています。

少林抗日救国会とはいかなる組織で、具体的にどんな働きをしたのか。幹部以下の会員で現存している人物はいないのか等を知るため、近々大金店鎮にも足を運んでみなければならないと思ったり。

しかし、単なる民間の一愛好家に過ぎない我が身。現地で長期自由に調査できる時間と資金が欲しい! と切実に願い身悶えする休日の午後でした(^^)