新たな出会い
- 2015/03/26 22:46
- カテゴリー:中国での活動
少林寺心意把研究会・胡正生老師と。
今回の訪中前より微信(中国版LINEの様なもの)で連絡を取り合い、
登封に着いてから彼の武館を訪ねました。
胡老師は有名な揚桂吾老師の関門弟子(最後の弟子)。
伝統少林武術の発掘・保存に並々ならぬ熱意と高い見識を持つ、気鋭の青年拳師です。
まず始めに「伝統少林拳とは」という所から始まり、発掘・保存していく作業の
難しさ、個人での力量や時間の制限、そして普及していく為、現実に生活していく
為にやらなければならない事の煩雑さ等々。
お互いの理想や現実的に直面する問題を心ゆくまで話し合うことが出来、
全くの初対面であるのにそんな感じはちっともせず、
却って旧知の友人と談義しているような感覚さえ覚えました。
今まで毎回登封で会うのは70~80歳以上の老拳師ばかりで、
さながら「おじいちゃんを訪ねる旅」のよう。
(もちろんおじいちゃん大好きである私は、今回も沢山の老拳師の方々とお会いし、
多くの貴重な学びを頂きました)
今回のように同年代の、しかも同じ視点で語り合える人物と会ったのは
本当に初めてです。それはとても心躍る出来事であったと同時に、
今後の実際的な発展にも大いに期待を出来るものであるという
確かな手応えを持つことが出来ました。
彼とは今後永らく伝統少林拳の発掘・保存・伝承の仕事を共同して
やっていける事を願っています。