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こちらは少林拳同盟会の旧ブログです。
更新はストップしていますが過去記事アーカイブとして保存しています。

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2013年10月の記事は以下のとおりです。

2013年10月 少林寺・登封研修旅行 その3

●老拳師方との交流

滞在中は王宗仁師父に就いて練功をする他、現地の老拳師方とお会いする機会にも恵まれました。

陳光栄老師。
凌斗祖師爺から枝分かれした、もうひとつの「長護心意門」を受け継いでおられます。門内の輩分では、王宗仁師父と従兄弟の親戚関係にあたります。
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凌鉄橋老師。
磨溝村の出身ですが、10数年前に登封に移住しておられたので、お会いするのは今回が初めてでした。既に磨溝では失伝した思われていた關西拳の全六節を保持されている事が解り、今回幸運にもそれを収録・検討することが出来ました。
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呉鳳高老師。
今回学生達は小洪拳と炮拳、そして小武功の教えを受ける事が出来ました。御歳82歳の呉老師が見せる動きの速度・節奏に、学生達も大変驚いていました。
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私個人としては、初めて刁卿俊(民国期の少林寺還俗僧・法号は釋行書)直伝の心意把を拝見し、重要な秘訣を教えて頂くことが出来たのが大きな収穫でした。

2013年10月 少林寺・登封研修旅行 その2

●王宗仁師父との練功

登封初日は自分たちで練った以外、毎朝王宗仁師父に伝統少林拳の直接指導を受けました。これが本研修旅行の一番の目的であり重要部分です。

今年は研修参加者3名中2人が学習歴一年に満たない初心者だった事もあり、動作の単練に多くの時間を割いて教えて頂きました。

ひとつの動作でも異なった発力の仕方があり、また発力の違いによって動作の名称も変化する。また一つの動作にも複数の用法がある事を、学生達も身をもって体験する事が出来ました。

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そして何より、師爺の動作を直に見ることが出来たのが、彼らにとって一番の収穫だったと思います。たとえ今は遠く及ばなくても、その先の目標とする地点が明確に示されているという事はとても幸せな事です。

師爺からは動作の他にも少林拳の理論や、日常生活での考え方、武器の手入れの仕方など、広い範囲の内容を教えて頂けました。特に今回の参加者は積極的によく質問をしており、普段私が聞かないようなユニークな内容も飛び出したりして、なかなかに興味深い応答となっていました。

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師爺の丁寧な指導と毎日の継続的な練功により、彼らの動きも3日目朝あたりから明確に変化が出てきました。これぞ「武術生活」の一番の効果です。仕事や雑事に追われる日常では、やろうと思っていてもなかなか出来ない事でもあります。

もちろん、最終的には仕事も含めた各人の「日常生活」の中に溶け込ませる事が目標ですが、訓練の過程ではこうした集中的な練功も必要であり、進歩に大きな助けとなるものであると考えています。

2013年10月 少林寺・登封研修旅行 その1

10月12日から20日までの9日間、少林寺・登封研修旅行に行って来ました。去年は日中関係の悪化からやむなく中止となりましたが、今年は大きな障害もなく実施することが出来ました。

●宴

登封到着一日目の夜、いきなり大きな宴に出くわしました。

ここ数年で急速な普及を遂げた中国版LINEとも言えるアプリ「微信」。これによって連絡を取り合った95年~06年頃までの教練・学生ら30名近くが集まり、大宴会が催されたのでした。

我々が着いたその日が宴の当日だったのも本当に偶然。またこういった「同窓会」が行われたのもこれまでで初めてでした。師父も「まさかこれほどまで人数が集まるとは思わなかった」と驚かれていました。

まずは会場の精武大酒店の玄関前で集合写真。写真を撮る人の「1,2,3」の声に合わせて全員が大音響で「茄子(チエズ)!」。ここいら辺から完全に体育会系のノリです。

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乾杯前の会場、早速あちこちで思い出話に花が咲き、ざわざわと賑わっています。ここで当時の総教練がホイッスルをひと吹き。一瞬の静寂の後に大爆笑。皆この笛の音は心身に染み込んでいるのですね。

宴が始まると、次々に学生達が師父に「敬酒」をしに来ます。「自分は○○年の誰々班にいた学生です」と名乗り、師父に一杯を献じます。

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私も96年からほぼ毎年登封に居たので、今回集まった面子の殆どは顔見知り。沢山乾杯しました。当時少年だった彼らも皆社会人になって、故郷に帰って武館を開いたり、または自分で商売を興したりと進路は様々です。

伝統少林拳と競技武術、お互い学ぶものは違いましたが、同じ場所・同じ時間に苦楽共にした仲間とはやはり魂が通じ合います。十数年ぶりの再会に宴は大いに盛り上がりました。

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皆で毎週水曜に河に洗濯に行った話。誕生日に宿舎でビール瓶二本分を一気飲みした話。学生同士の喧嘩で処分され、立てなくなる程棍で尻をひっぱたかれた話……。話題は永久に尽きません。

途中から私も白酒(56度)の乾杯集中砲火を浴び、最後の方は記憶がすっぽり抜け落ちています。

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これで翌朝6時に起きて(起こされたとも言いますが)練功できたのは奇跡に近いです。お陰で昼過ぎまで酒気が抜けませんでしたが。

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ちなみに翌日の夜も同じ場所で宴会(第二回)がありましたが、さすがに皆一日目ほどのハイテンションではありませんでした(笑)。

2013年10月 少林寺・登封研修旅行

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帰りました。
これから随時整理してアップしていくつもりです。

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