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2009年07月の記事は以下のとおりです。

里帰り

9月28日から10月18日にかけて、またまた登封に「里帰り」する事になった。ここのところ毎年二回は登封に行くようになっている。今年は春に一回、ほんの短期間だが行って来た。

今回は滞在期間の最後9日間に同盟会の学生が合流するので、今からその準備を始めている。

少林拳の発祥地は、中国河南省登封市一帯である。嵩山少林寺もこの地域に含まれ、近隣には今でも古流の少林拳を伝える村が散在する。

ひとつの物事を学ぶのに、それが発祥した土地を訪ねる事の意義は大きい。源流の土地を踏み空気を吸い、そこに生きる人々の考え方を知り、現地の水を飲み、飯を食べる事によって、単なる拳脚の技術としての武術を越え、より深く「伝統文化」としての少林拳を理解できると思うし、同時にこれを学ぶ楽しみもより深まっていくのではないかと考えている。

同盟会で日本の学生に少林拳を教えるとき、いつもなるべく現地に近い雰囲気でやるように心がけている。それは上記のように少林拳という武術の後ろにある「文化背景」を感じて欲しいからである。

「何でも変えずに持ってくることがよい事なのか」という意見もあるかも知れないが、少なくとも同盟会では「変えない」というのを一つの主義としていきたいと思っている。変えることによって得られる利点も多いだろうし、それによってより多くの人に普及できるかも知れないが、同時にその時には目に見えなくとも重要なものを失うと感じているからである。

今回登封に同行し源流にふれる学生達にも、ぜひ現地でよい「空気」を感じ、それを日本にも持って帰ってきて欲しいと願っている。

ファイル 54-1.jpg
登封でのある日の朝食。
野菜の炒め煮(?)と粥、これに饅頭が基本。
簡単だが、美味い。

職人気質

  • 2009/07/15 23:16
  • カテゴリー:日常

  • 投稿者:

新潟県燕市の「磨き屋シンジケート」。
ipodのカバーも、ここが担当したそうな。

「あまりこの目がイジャイジャしてるとダメになる」
「カーッとね、カーツとしないとね」

「技術があるから何が来たって怖くない」
「その気持ちがひとつの支え」

職人さん、いいなあ。ジャンルは違うけど、自分の武術もこんな風に誇りを持って、真っ直ぐぶれずに、練り続けていきたいと思う。こういう姿にはすごく惹かれます。

兵器

  • 2009/07/10 22:20
  • カテゴリー:武術

  • 投稿者:

ファイル 48-1.jpgファイル 48-2.jpg

上は王宗仁師父の「偃月刀(大刀)」、下は范福中老師の「草鎌」。

偃月刀は『三国志』の関羽が使っていた武器とされ有名。大きな刃、長い柄、丈夫な石突きを持ち、斬る、突く、払う、引っ掛けるなどの動作がある。結構な重量があるので、偃月刀を練ることによって、強い足腰と確実な身法(身体遣い)が養成される。

草鎌は少林拳の多くの兵器がそうであるように、農民が日常身近に使う道具から転化したもの。このタイプのものは別名「鶏爪鎌」といって、通常の鎌刃以外に突く槍の部分と引っ掛ける鈎の部分が付いた独特の形となっている。草鎌はよく双草鎌といって、左右に一丁づつ持って練られる事が多い。

少林拳にはこの他にも多くの兵器が伝わっている。刀、槍、剣、棍といった「四大兵器」と呼ばれる基本のものに加え、短い鉄の棒を鎖で繋いだ九節鞭、縄の先に尖った楔形の重りが付いた縄鏢、大型トンファーのような拐子、左右に持つ双刀など、実にバリエーションに富んでおり、その使い方も様々で面白い。

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