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兵器

  • 2009/07/10 22:20
  • カテゴリー:武術

ファイル 48-1.jpgファイル 48-2.jpg

上は王宗仁師父の「偃月刀(大刀)」、下は范福中老師の「草鎌」。

偃月刀は『三国志』の関羽が使っていた武器とされ有名。大きな刃、長い柄、丈夫な石突きを持ち、斬る、突く、払う、引っ掛けるなどの動作がある。結構な重量があるので、偃月刀を練ることによって、強い足腰と確実な身法(身体遣い)が養成される。

草鎌は少林拳の多くの兵器がそうであるように、農民が日常身近に使う道具から転化したもの。このタイプのものは別名「鶏爪鎌」といって、通常の鎌刃以外に突く槍の部分と引っ掛ける鈎の部分が付いた独特の形となっている。草鎌はよく双草鎌といって、左右に一丁づつ持って練られる事が多い。

少林拳にはこの他にも多くの兵器が伝わっている。刀、槍、剣、棍といった「四大兵器」と呼ばれる基本のものに加え、短い鉄の棒を鎖で繋いだ九節鞭、縄の先に尖った楔形の重りが付いた縄鏢、大型トンファーのような拐子、左右に持つ双刀など、実にバリエーションに富んでおり、その使い方も様々で面白い。

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