今日は午前中は『秘伝』の撮影。そして夕方は小学生Rくんの個人教授。いずれも屋外での活動だったため暑かったです。
そして夜は……、クーラーの聞いた読売文化センター荻窪教室!
クーラーに加えて扇風機も二台稼働で実に快適。暑さによるオーバーヒートを気にせずがんがん練功できるこの環境、この季節には実に有り難いです。
では、夏にクーラー設備のない場所での練功はどうするか?
少林寺に居た頃はもちろんの事、土曜の武術班・健身班で使っている武道場には扇風機しかありません。もちろん、自分の普段の練功は屋外です。それでもあまり夏の暑さで参ってしまう事は多くありません。
以下、私の個人的な経験則ですが参考までに。
まず大切なのは、服装です。暑いと時期の練功は半ズボンや袖なしシャツを着用します(ちょうど前々回のエントリーのような服装です)。それでも暑い屋外の場合、頭に濡らした手ぬぐいを巻き、乾くと河童の様にまた濡らします。これだけでかなり熱を発散させてくれます。見た目よりも機能重視です。
当たりまえですが、太陽燦々の場所では練功しません。私も20代の頃は少林寺で、真っ昼間にわざと陽なたを選んで練功し、師娘に呆れられていましたが、四十をこえた今ではそんな無理はしません。時間も大抵は午前か夜、もしくは風の出る夕方を選びます。
練功内容も季節に合った構成を考える必要があります。暑い時期には套路はとにかく元気な前半に集中して行い、後半は負荷や時間のコントロールがし易い単練や功法を行います。同時に自分でどのくらい体温や心拍が上がると危ないかを常に注意し、そのラインを超えないようにこまめに休みを取ります。休息時には水分を摂り、頭の手ぬぐいを濡らしたり、腕や肩を流水で冷やしたりもします。扇風機があれば、積極的に風に当たります。
それと、睡眠不足の時や体調不良の場合、通常よりも格段に熱に弱くなるので、そんな時は練功を減らす、もしくは控える事も考えなければいけません。
思いつくままに列挙しましたが、これだけでも留意、実践すれば、かなり楽に暑さを乗り切れると思います。