インフォメーション

こちらは少林拳同盟会の旧ブログです。
更新はストップしていますが過去記事アーカイブとして保存しています。

新しいブログのURLは下記の通りです。
http://shaolin-net.com/blog/

なお、同盟会サイト自体のURLには変更がありません。
引き続き、よろしくお願い致しますm(_ _)m

●少林拳同盟会公式サイト
http://shaolin-net.com

エントリー

2012年09月の記事は以下のとおりです。

9月29日 健身班・武術班

  • 2012/09/30 00:30

今月最後の練功会。

●健身班
今日から小学生が4名増え、一度に賑やかに。

大人。
賑やかさに負けずに渋く、ペースを保って練功して欲しい。
今日は炮拳を教材に、基本の基本から洗い直し。これをやると一見、全然進まないように見えますが、基本が出来れば全ての動作がリニューアルされますから頑張ってやりましょう。

小学生。
とにかく元気に、楽しく練功できればいいなと思います。
前からの先輩格は結構上手になってきました。あとはいつでも、一発勝負で最高の動きが出来るように訓練です。あたらしく入った「弟弟子」達も、既に馴染んで元気に動いています。兄弟子達の動きをよく見て、真似するように。


●武術班
こちらもやはり基本の洗い直し。
基本の要求が套路の流れに埋没してしまっている部分をもう一度、練り込む必要ありです。正しい形・動作があって初めて本来の鍛練効果が得られます。もちろん、用法の上でも相手に左右されないしっかりとした「原則」を身につける事が、技をしっかりと効かせる大前提です。

今日の格言。
「単練に妥協無し」


練功後はいつもの中華料理屋へ。
写真は「かた焼きそば」。これで普通盛りです。
常々思っていますが、少林拳は「消耗系武術」です。
練功するとテキメンにお腹が減ります。
運動してお腹が減るは健康な証拠ですが……、
ファイル 197-1.jpg
お腹一杯になりました。
大盛り頼まなくて良かった~。

今日の練功を今後に活かすために

  • 2012/09/23 21:55

今日は月に一度の格手講習を行いました。

普段行っている周一の練功会では、専ら套路(型)と功法(鍛練)の練習を中心に行っていますが、格手の日は「実用」を主テーマに据え、少林拳の技法を実際に運用する事を研究しています。

本日の練功内容はこんな感じです。

・柔功
・相手を前に置き構えをとらせた状態での打拳数種(その場で)
・相手にぶつかり、崩し進みながら打ち込む練習
・相手と交互に、攻防を数本行う練習
・散手=自由攻防(基本的に当て止め、打ち抜かない)

***

ここからは本日の参加者に向けて。
全体的な講評は現地で行いましたが、今日参加した皆さんには以下の項目をぜひチェックして欲しいと思います。

(1)「普段の套路練習で意識している事」がどの位守れたか。
(2)「今回格手でやろうと思っていた事」がどの位達成できたか。
(3)明日からの練功は何をするか。
(4)次回の格手講習ではなにをやりたいか

(1)、(2)に関しては具体的に内容をリストアップしてください。例えば「『正』を保持する=前半は出来ていたが、相手の勢いが増すと崩れてしまった」、「得意技の『迎面掌』を使う=出来たor出来なかった 原因は●●」という様に。


ところで(1)、(2)の「」内の項目、今日参加した皆さんは「ぱっ」と浮かびましたよね? もし浮かばなかったとしたら、これは非常に勿体ない事です。格手に参加する心構えを根本的に正す必要があります。


(3)、(4)は今日の成果を受けて、今後の課題提起です。これは練功を実際に行いながら、試行錯誤して作っていってください。一定期間毎にテーマを決めて、それに沿った練功をしていけば、成果も実感しやすいですし飽きも来ないと思います。

少林拳に限らず、進歩している人は上に挙げたような作業を普段から当たり前にやっています。是非とも、一度試してみてください。その際、横着せずに実際に紙に書いて見た方が、より実態がハッキリと把握できるのでおすすめです。

以上。
次回までの練功が、より楽しく有意義なものになりますように。

師父

  • 2012/09/21 00:42
  • カテゴリー:日常

毎年10月に実施していた当会学生を連れての少林寺・登封研修旅行。今年は情勢不安のため、やむなく中止となりました。

そんなこんなで師父に昨日電話したのですが、師父は普段と全く変わらぬ様子。報道で見る中国国内の緊張感はどこ吹く風。

研修旅行取りやめの報告には、「今回のことは残念だが、これは国家間の事。我々の友情には関係ない。次回皆が来るのを楽しみにしている。それまでよく練功を積んでおくように」との言葉。

そして「お前一人で来る分には問題ないさ、家に泊まればいい。昨日も誰それが、『川口はいつ来るだろう』と話していたところだ。 何?車(師父の車はトヨタ製です)? 何ともないぞ!」と。


常日頃「功夫に国境無し、武林是一家」と言って何よりも人情を大切にする師父ですから、こういったリアクションは予想していたものの……。

日中関係が緊張を高め、政府間だけではなく民間にまで冷たい風が吹き抜けている昨今。考えるとどうしても心に暗雲立ちこめる気持ちになりがちですが、やはり実際に声を聞いて、理屈抜きに心底ほっとしました。

いくつになっても父母は有り難いものであるように、師父もまた本当に有り難い存在です。 早く両国間の関係が改善され、誰もが楽しく往来できる時が戻りますように。

ファイル 195-1.jpg
師父も若いが自分も若い。時の長さを感じます。

9月13日 三鷹練功会

三鷹練功会は人数が少ない分、テーマを決めてじっくりとそれを練り込むことが出来ます。

少林拳の「柔功(じゅうこう=中国語ではロウゴン)」と呼ばれる練習法は、単にストレッチで身体を柔らかくするだけではなく、同時にバランス感覚や中節~今風に言うと体幹を強化するのに非常に効果があります。

三鷹に来ている彼も数ヶ月前からこの練功を始めた所、今までふらつきがちだった各動作に段々と芯が通って来て、力強さも出てきました。

ファイル 194-1.jpg

写真を見た本人の感想。

「思ったより(架勢が)高いですねー」

その通り。殆どの人が自分で「これ位」と思っている姿勢は、実際の姿勢よりいつも「やや」高めになっているのです。

これに限らず、自分の感覚と現実のギャップを埋めていき、正しいかたちや動作に導いていくというのが、練功の中で重要な作業となってきます。

「それでも、架勢の基本的な要求は割としっかり出来ているよ」

「重心自体も浮ついてはいないし、あとはそのかたちのまま、もう少し沈めばいいんだ」

と私……。

って、よく見たらカメラ目線じゃないか(笑)。
携帯で見たときには気が付かなかった……。

解っている人

最近、当会の学生の中で明らかに功夫が伸びてきている人がいる。

先日、その人が基本功をしている動作を見て、「お、解って来ているな」と思いました。

自分に何が必要で、それを得るためにはどんな鍛練をすればよいのか。これが解ると、たとえ他の人と同じ基本功をやっていてもその質が全然違ってきます。

功法・套路・実用がリンクし、ぐるぐると動き始める瞬間です。

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ベストキッド

  • 2012/09/09 00:25
  • カテゴリー:日常

金曜ロードショウで「ベストキッド」がやっていたので、録画して今日少しだけ観てみました。

懐かしいです。
今でもテーマ曲を聴くと当時の記憶が蘇ります。

一昨年の夏、ジャッキー・チェン、ジェイデン・スミス主演でかの名作「ベストキッド」がリメイクされました。そのジャパンプレミアのイベント上でカンフーを演武する子供達を縁あって指導しました。

テーマ曲きっちりに号令をかけ、音楽の終わりと拳の終わりがシンクロするように、もうイヤと言う程その曲を聴きました。

その当時、同盟会には子供の生徒があまり多くなかったため、急遽芸能事務所のダンスキッズを集め、3回の指導でどうにか通臂拳を教え、後は当日リハーサルで最終調整をしました。

色々苦労もありましたが、今となってはよい思い出です(きっとこの映画を見る度に思い出すんだろうな)。

ファイル 192-1.jpg
ファイル 192-2.jpg

今だったら同盟会の少年少女を舞台に立たせて、ジャッキーの前で演武する事が出来たのに!

まあ、また次の機会もあるかも知れません。

練功日誌 9月8日 健身班

大人は套路の細かい部分を掘り下げて。

「一片」という身体をひとまとまりにして使う方法。言ってみれば身体の隅々にまで微弱なの緊張感というかテンションを持たせる要求です。言うは易し、どうしてもある箇所で途切れてしまったり、ある部分がお留守になってしまったり。

「全身」と言うとあまりに抽象的で感覚が湧かないので、まずは「三節」を頭に浮かべてやるとよいでしょう。

手--梢節 手-梢節の梢節、肘-梢節の中節、肩-梢節の根節
身体-中節 胸-中節の梢節、鳩尾-中節の中節、丹田-中節の根節
足--根節 足-根節の梢節 膝-根節の中節、胯-根節の根節

正直これが完璧に出来たらたいしたレベルな訳で……。いきなり全ては無理にしても、これを意識するのとしないのとでは動きの質が全然違ってくる(芯が通る)ので毎回の練功時には忘れないようにしたいものです。

***

子供達は11月の表演会に向けて連環拳や通臂拳の練習。
こちらはとにかく元気よく、キレよく動けることを主眼としています。弓歩や馬歩の架勢(姿勢)は注意している時にはきちっと取れますが、疲れてきたり気が抜けるとまだボヤけて来てしまいます。

それでも自分たちで「よい表演をしよう」という意識は結構あるので、回を追う毎に上手になって来てはいます。まだ時間はあるのでこれから力量・速度をアップしていきましょう!

ファイル 191-1.jpg

秋の夜・練功

  • 2012/09/05 00:32
  • カテゴリー:武術

溜まった雑務の処理と考え事をするために近所のサイゼリヤへ(家だと子供が「遊べー」と来て進まないのです;)行った所、中学生で一杯。なんでも文化祭の準備云々らしいので結局公園にノートPCを持っていってやる事に。

一件片づけてちょっと動き。また一件やっては動き。身体が動かないと脳味噌が働かないたちなので、このやり方は結構はかどります。

柔功の後、格手(実戦・応用)の動作を一人練功。それから套路をいくつか練りました。格手訓練の後に套路(型)を練るとかなりよい感覚が得られます。套路全体がバージョンアップされたような感じです。

套路は門派の動作原理・原則の体現であり教科書であるので絶対に外せない練功内容なのですが、ややもすると「形式主義」に流れ易い病気があります。これを格手訓練を通じて「機能主義」に引き戻す事によって、套路が本来持っている「勢」が活き活きとしてくるものです。

今日は歩法を中心に練ったので、套路中での足運びが速くなり、結果として打法に速度と安定感が出せました。そしてこのよい感覚をまた対人練習に活かすと言うように、套路(型)と格手(実戦)がよい意味でリンクしてくると、練功が俄然楽しくなってきます。

お陰で今日もよい練功が出来ました。こんな素晴らしいシステムを作ってくれた門派の先達に感謝感謝です。

公民館少林拳

  • 2012/09/01 23:42
  • カテゴリー:活動

今日の午前中は前回大変好評だった公民館での少林拳講座第二回。

夏休みを挟むので少し早めの7月半ばからの告知でしたが、エントリー開始一週間で既に定員10名オーバー。結局キャンセル待ちを加えて14名の参加でした。途中でストップ掛けなければ、30名位いったかも知れません。

今日も助手としてNさんが来てくれました。一人ではこの人数はちとつからったかも。謝謝!

同じ地域でやっても、同じ指導者が同じ内容を教えても、やはり参加する面子で練功の雰囲気は大きく変わってきます。

今日来た子供達は、なかなかにノリのよいメンバーが集まったようで、最初は正直動物園のようでしたが(笑)、次第にこちらの練功の「場」に入ってきてくれて、人数の割にはよく纏まって質の高い体験講座が出来たと思います。

それぞれ得手不得手あり、個性の違いがあり、しかし一人一人光るモノを持っているのがよく見えました。こういう機会は正に一期一会ですが、今後縁あって彼らが少林拳を学ぶことがあれば、是非ともその光るモノを磨いて、開花させてあげたい! そういう事を強く思った今回の公民館少林拳でした。

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