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身体を造る

  • 2012/05/02 21:52
  • カテゴリー:武術

今日は久しぶりに時間が空いたので自分の練功をしようと思ったところ、またもや雨……。しかし最近じっくりと課題を掘り下げる家練功も気に入っていたりするので、これはこれでよしです。

今日は小武功を中心に練功を組み立ててみました。

この小武功、見た目には普通の気功体操のちょっと腰が低くてきつい版くらいにしか見えません。動作も至って簡単。第一勢は馬歩になり腰に拳を置いた状態から左右の穿掌を出し、その次は左右弓歩を作り、やはり穿掌を行うというもの。その後の動きも比較的平易で、合わせても十動作に満たない位です。

しかし実は、この小武功には武術の実用に必要な架勢を作り、呼吸と全身の協調性を養う強力な鍛錬法が含まれています。また練れば練る程にその効果は高まっていきます。動作は簡単でも、そこに少林拳の動作原則(要点)を総合的に入れ込んで練るのがポイントです。

実際自分も学び始めた当初はそれほどのモノとは認識していなかったのですが、今ではすっかりお気に入り功法の一つです。お陰で散手の攻防も随分と楽になりました。

こういう身体を造る鍛錬法や理論が充実しているのも、中国武術ならではの特長だと思います。

ファイル 167-1.jpg
小武功の動作をを示す呉風高老師(2010年3月)

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