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2015年9月訪中 8日目(前編)

朝6:15。列車は北京西駅に到着しました。さすがに首都北京の中心駅だけあり、早朝でも結構な数の利用者で賑わっています。

とりあえず駅構内の吉野家で朝ごはんを食べました。頼んだのはお粥、包子(肉まん)、豆乳のセットです。

正直な所それ程お腹が減っている訳ではなく、単に仮眠兼時間つぶしの場所が欲しかったのが実情ですが、中国の吉野家は牛丼以外にも鶏照り焼き丼、豚角煮丼(?)など日本にはないメニューがあるので、今にして思えばそれらを試してみればよかったと少し後悔しています。

とにかく、お粥を食べて一時間ほど席でウトウトし、そこから地下鉄に乗って北京市西部にある新街口へ向かいました。

新街口駅から歩いて近くにある小さな商店街の、そこから更に細い胡同(路地)に入ってたどり着いたのが「中意武館」。

今回の訪中前、北京に長い滞在歴を持ち、現地の武術事情にも詳しいライターの田中奈美さんに「どこか北京で交流のできる、お薦めの武館はありませんか」と尋ねた所、「じゃあ、姚承栄老師の所はどうですか? こちらから連絡しておきますよ!」とご紹介頂きました。

武館に着くと古手の生徒さんが站功を行っていたので何となく混ぜて貰って立っていると、暫くして姚承栄老師がいらっしゃいました。来意を告げると「田中から連絡は受けている。一緒に練功しよう!」と快く受け入れてくださりました。

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前半は姚老師が前に立ち、全員で站桩を行い、その後に試力という幾つかの動きを行う練功を行いました。姚老師が時折生徒の間を廻っては姿勢を正したり、実際に手を触れて力の感覚を体験させたりしていました。

その後、二人一組で片手を合わせる「単推手(?)」という練習をして、そこから後は各々で自由形式の推手が始まり、私もあちこちから声を掛けて頂き、手を合わせて教わりました。

推手の後半は姚老師に呼ばれ手を取って教えて頂き、その中で「控制だ、控制だ!(コントロール)」という事を繰り返し言われました。実際、姚老師の相手をコントロールする力は凄まじく、推手の相手をして頂く中で何度も「何もさせて貰えない情況」に追い込まれました。

その後、姚老師からは如何にて力を養うのかという方法論を講義頂き、午前中の練功は終了となりました。姚老師からは「午後の練功も参加していけ」と言って頂いたのですが、午後には別な用件があったので、また次の機会をお約束して中意武館を後にしました。

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普段、少林拳しか練功しない自分にとっては全てが新鮮で、学ぶものの非常に多い武館訪問でした。姚老師はじめ武館の皆さん、そしてご紹介くださった田中さん、有難うございました!

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