王宗仁師爺来日~帰国
- 2012/05/09 23:54
- カテゴリー:行事
さる4月20日から5月6日までの約半月間、静岡のとあるグループ企業の招聘により、王宗仁師父他50名からなる武術団が来日し、嵩山少林寺武術公演を行いました。
静岡県内を中心に5ヶ所8公演行われ、その内一日は岩手県山田町で震災復興支援のためのチャリティー公演も実施されました。
当会からも4月22日、5月3日、5月5日と多くの門人が静岡へ向かい、公演を見学し、王宗仁師父を表敬訪問しました。緻密なスケジュールの間をぬいながらでしたが、リハーサルを舞台袖から見学したり、師父による即席のミニ講習を受けたりと、濃厚・充実した時間を過ごすことが出来ました。
(色々と便宜を図って下さった招聘委員会の皆さま、有り難うございました!)
以下は当会門人から寄せられた感想文です。
●武術班 清水教練
5月5日、晴天(^^)なり。
師爺表敬訪問。
楽屋口を抜けると、ピリッと締まる独特な空気と匂い、しかし慣れもしている雰囲気。
それもそのはず、場当たり(リハ)が始まっておりました。
5年ぶりぐらいかな・・・。などと思いながら舞台袖で待機していると、真っ先に声をかけて頂き「あ~う~・・どうも( ^_^)」と情けない応対(;)危うく「師爺好!」と元気良くフライングする所でした(笑)
久しぶりにお会いした師爺は、変わらずの優しいお人柄で、周りを陽気で和やかな空気にされます。しかし、ひと度動けば、周りの空間ごとゴソッ動かす、凄まじい功夫を目の当たりにし、「そう!この感じ・・・」と思いながら見取り練功。套路は違えど、長護心意門にも通じる良き参考になりました。
しかも、本公演では七星拳を披露して下さり、それだけで来て良かったと思いましたが、何でも七星拳を最後まで打ち終えたのは、この日の公演だけとか!
最後は写真撮影会にお土産まで・・・。
色々とお忙しい中で気を使って頂き、有難うございました。
お別れはいつも少し後ろ髪を引かれ、寂しい感じで、にこやかに終わります。また、少林寺へ行った際はお世話になりますm(_ _)m
公演感想(ざっくりと)。
この手の公演は3度ほど観劇した事があるので、「あ~これね」という感じでした。決して、上から目線という訳ではなく「自分ならこう演出する」などとと職業がら考えてしまいます(チケット代払ってるから良いですよね;多少は)
武僧団の皆さん、大変素晴らしい身体能力で動かれるのですが、動き過ぎで、前半で見慣れ、後半で見飽きてしまいます。得に後半は前半と同じような演出や動きが多々見受けられました。中国雑技にもこの傾向が見られますね。
そうなると伝統拳の先生方がやはり引き立ち、バランスをとってました。あと童子功。
しかし逆に言えば、もっと工夫すれば2時間見飽きないエンターティメントになる可能性を秘めていると思いました。
演歌(歌謡曲?)のバックに少林拳は斬新でしたが(^^;)
ある意味、毎回、何かもったいなさを感じる公演なんですよね~。あくまで主観ですのでスミマセン;
★事前の連絡や当日の引率、有り難うございました。師爺の動き、そう、これです。私も見慣れているはずでも、やはり毎回「あっ」という部分があります。演出の感想は、さすが職業柄ですね。結構同感です。