雨と牛
- 2018/03/20 13:59
- カテゴリー:練功日誌
前回のエントリーで「外に出ましょう!」なんて言っていたら、雨です(T_T)
こんな日には家で基本練功に励みます。
少林門には昔から「拳打臥牛之地」という俗話が伝わっています。つまり「牛が寝転ぶ程の狭い場所でも練習できる」という意味です。
また大きな意味では「場所に左右されない」、つまりどんな所にも対応して力を発揮できるように日頃から訓練しなければならないという含みもあります。
更には、清代に禁武令が出た時や、新中国成立後の文化大革命の時などは、民間人が武器を持ったり武術を練る事が禁止されていましたから、その時には家や洞窟の中で密かに武術を練習したと言われています。
そんな訳で、我が家の狭い居間でもそれなりに練功はできるものです。
もちろん工夫は必要ですが、套路(型)もしっかり全部打つことが出来ます。逆に歩幅や歩数が普段とは異なってくるので、その中で臨機応変に動き、しかも力はきちんと発するという非常によい訓練になります。