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「ベストキッド」ジャパンプレミア その2

  • 2010/08/07 23:06
  • カテゴリー:活動

さて、武術未経験のダンスキッズに武術(演武)を教える事になったのですが、用意された時間がなんと二回。その一週間前にビデオを撮って、一応の動作を覚えてそれからの指導というかたちになりました。元々ダンスを専門にしている子達なので、動作を覚えるのはお手の物でしょうが、武術独特の「意」、「勢」を出すのは容易じゃない。どうなる事かと頭を悩ませていたのですが……。

やってみればキッズ達、頑張ってくれました。何より普段やっているダンスとは全く「異質」のものである武術を、純粋に楽しんでいる様子でした。頭を護る手が留守になっていればベシっと叩かれ笑い、「この動作にはこういう意味があるんだよ」と示せば驚き、旋風脚など派手な動きが入れば喜んで拍手し。やっぱり子供は「スゴイ!」とか「強い!」といったものが大好きなんだなとつくづく感じました。

練功の合間に、彼らと話しも沢山しました。「カンフーは喧嘩で使っちゃいけないんだよね?」と子供、「いや、いけないんじゃなくてね、そういう場面になった時、使っていいのか、それともいけないのかを考えるんだよ」と。使えるように訓練しているんだから、初めから使ってはダメと言われてはやってる意味がない。だからこそ、そこに「徳」とか「礼」といったものが説かれる必要があるのだと思います。他にも今回、武術を通して色々な事柄を彼らと話し合うことが出来たのは、私にとってもひとつの「福」でした。

とにもかくにも訓練の時間はあっという間に過ぎてしまいました。何と言っても二回しか時間がありませんでしたから、出来上がった動作は専門的に見ればまだまだ満足という訳にはいきませんでしたが、それよりも子供独特の「活気」がしっかり出ていて、「これならいける」という感触が得られました。後は本番当日を待つのみです。

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