「ベストキッド」ジャパンプレミア その3
- 2010/08/10 10:08
- カテゴリー:活動
本番当日。会場に着いてみると、子供達はすでに表演服に着替えています。ダンスキッズからカンフーキッズに早変わりです。
最後の練習日から当日まで結構な間があったり、また当日になって配置や様々な段取りに変更があったりで、リハーサルの始めではいまいち精彩を欠いていたキッズでしたが、回数を重ねる内にどうにか形になってきて、いよいよ本番では今までで一番の演武をバッチリ決めてくれました。
ちなみに演武した拳は少林通背拳(通臂拳)。動作数は二十五勢で猿拳類に属す。身法の開合、起伏がはっきりとしていて、青少年が練るのによく適しています。今年末に公開される映画「新少林寺」にも出てくる少林の名拳です。成龍老師は解ってくれたかな?
それはさておき。
今回はちょっと変わった経緯で、子供達に武術を教える事になった訳ですが、終わってみて「やってよかった」と思えるものでした。彼らの元気、活力は決して中国の子供に負けないものでしたし、なによりも彼らが楽しんで武術に取り組む姿が見られ、今後にも大きな希望を持つことが出来ました。
期間は短かったですが、武術に触れたことが、彼らの一生の中に僅かでもよいものをもたらしてくれる事を願っています。