2011年 中国(登封)研修旅行 その4
- 2011/11/10 19:18
- カテゴリー:中国での活動
●10月26日(午前) 「呉風高老師」
この日は午前中、呉風高老師に就いて小武功と炮拳を学んだ。場所は迎仙閣公園。
呉老師はかつて王頂一師爺にも学んだことがある方で、また王宗仁師父の小洪拳、炮拳は呉老師の指点による所が大きい事から、2008年の春節にお会いして以来、主に炮拳を中心に教えを受けている。
呉老師の炮拳は、動きがコンパクトで切れ味が鋭い。また、元々エンジニアだったという職業柄か、とても几帳面なお人柄であり、拳の式もひとつひとつが非常に正確できちっとされている。指導の方面も然りで、ひとつの套路を講ずるにも套路の動作、理論、用法と実に丁寧で細やかであった。
小武功は主に呼吸や意念、感覚を練る功法だが、下盤(足腰)の根っこを強くするのにも適した優れもの。今回、参加メンバーの中で功法の学習を希望する人がいたので、呉老師に特にお願いしてご教授頂いた。
ところで今回改めて伺った所、呉老師は御歳八十になられるとの事。とてもそうは見えない。そして身なりはいつでもこぎれいのこざっぱり。ステキな老拳師なのだ。意義深い練功の後、昼食をご一緒し、お宅までお送りしてお別れした。そして我々はその足で午後の目的地、少林寺へ向かった。