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2013年09月02日の記事は以下のとおりです。

集中練功会

  • 2013/09/02 21:12
  • カテゴリー:練功日誌

  • 投稿者:

昨日は当会初となる、午前午後二部構成の練功会を行いました。

午前二時間/昼休み一時間/午後二時間と、普段の練功と異なり時間に余裕があるため、ひとつのテーマをじっくりと掘り下げる事が出来ました。

今回はテーマはずばり「中節」です。

少林拳では人の身体を、足は根節、胸腹は中節、手肘は梢節という三節に分けて捉えています。ちょうどそれぞれが大木の根っこ、幹、枝葉に相当するという考え方です。

根節功は即ち下半身の功夫(強さ)であり、武術では全ての基礎として一番に大切なものとされています。

しかし今回取り上げた中節もまた、動きの質そのものを司り、根節に勝るとも劣らない重要な役割を担っています。ですが形として現れやすい根節に比べ、中節はなかなか見ても理解しづらく、自分の動きとしても実感するのにはそれなりの鍛練を要します。

実際の所、先生の動きをよくよく見て真似しているつもりなのに、どうしても動きのリズムが掴めない。またいくら練習しても、いつまでたってもひとつの動きがしっくりこない、決まらない。こういう人は大抵中節が働いていないため、それを意識して鍛練出来るようにしてあげると、がらりと動きの質が上がる場合があります。

さて、練功の内容はというと。

まずは中節の動きをいくつかのバリエーションで表し、動きの中で感覚を味わいながら身体を徐々に開いていきます。これが結構苦しい。背中だ、あばらだ、みぞおちだとあちこちがギシギシ悲鳴を上げます。普段それらを意識して動かす事など全くなかったのですから当然です。

少林拳は元々嵩山という山あい発祥の武術です。嵩山の人々は古来より日常的に山を登り降りし、農業を生業としています。その日常的動作の中には様々な動きのバリエーションが豊富に含まれています。却って我々現代日本の都市生活者は……せいぜい肘から先を集中的に使うくらいで、特に身体の幹となる部分の動きは必然的に貧しいと言わざるを得ません。

ですから我々が少林拳を練習するには、まずその前提となる身体条件のギャップを埋める補助訓練が必要なのです。


ファイル 254-1.jpg
ある程度中節の感覚が実感出来たら、今度はいつも行っている武術の動作で、中節がどう働いているかを検証していきます。捶掌、十字通背、衝天炮、老虎大張嘴……なるべくシンプルで中節の動きが解りやすい動作を選んで、推す、引く、挙げる、下ろすなどの力の具合を、時に相手を置いて試しながら理解していきました。

ファイル 254-2.jpg
練功の合間の農作業(笑)。
これは少林拳の発祥地である嵩山では欠く事の出来ない日常動作です。「鍬で土を耕す」、「掘って投げる」、「大竹ボウキで地面を掃く」などの動作中に、重要な中節の動きがダイナミックに含まれています。


また午前中と午後の練功の最後15分は、小紅拳の套路を皆で繰り返し打ちました。中節や農作業の練功で得た感覚に従いながら、じっくりと動作を紡いでいきました。半日練功を経て、皆の動きも目に見えて質が変わってきました。特に午後最後に打った小紅拳には、前にはなかった深みが少し、出てきたように見えました。


参加者の皆さんもそれぞれの手応えを得る事が出来たようで、「いままで解らなかった意味が、少し解ってきました」、「勉強になりました」との感想が聞かれたり、また「毎月あったらいいですね」という声もあったり。

合宿や中国研修は行っているのに、なぜこの様な集中練功会をやっていなかったのか、逆に不思議です。毎月は無理にしても、これから2~3ヶ月に一回くらいのペースで実施してもよいかなと思いました。

以上。
参加の皆さんお疲れさまでした!

ファイル 254-3.jpg
練功会終了後は国分寺に繰り出し、串焼き屋さんでまだ明るいウチから乾杯! ここでも皆さんと色々話が出来て楽しかったです。

写真は「ぼんじり8兄弟」の図。

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