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熱波

暑いです。
ついに我が家にもノコギリクワガタが飛んできました。夏真っ盛り。
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暑さの厳しいこの時期、練功の仕方も他の季節とは違ってきます。

例えば武術班の練功は全部で二時間ちょっとの時間ですが、前半一時間の元気のある内に套路や単練(往復練習)などの疲れる練功をしっかりと行ってしまいます。話は少し逸れますが、夏のこの時期は心身ともに開いている状態なので、動作も思い切り良く大きく強く打ち切ります。当然相当に疲れますが、冬の季節ではなかなか練りづらい「勢いのある動き」が練習できます。

普段行っている全体練功のパートは、この時期は行いません。

そして後半では各自で兵器(刀や棍、槍等の各種武器術)や、相対での用法研究、個々の功法(鍛錬法)など、比較的運動負荷・もしくは量のコントロールしやすい内容を練功します。

全体の流れとしては、はじめの一時間半で動けるだけ動く。そして残り30~40分を研究やお楽しみ(?)として使うという感じです。

同時に熱中症予防も、参加者それぞれ工夫を凝らしています。

服装は肩が出るものが、そこから熱を発散してくれるのでオススメです。膝や足首が出るようにするとより涼しさを感じられます。

水分は施設に飲水機もありますが、自前でスポーツ飲料や麦茶などを大きめのペットボトルに用意する方がこまめに飲めるし、ミネラルも補えるのでよいでしょう。

あとタオルを濡らしておいて、こまめに首や脇を拭いて冷やしたり。またある参加者はクーラーボックスにアイスノンを入れて持ってきて、ちょくちょく身体を冷やしていました←これはいい方法ですね!

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馬の馬歩。暑くても(暑いからこそ?)子供は元気です(;)。

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昨日の格手講習会後に寄った蕎麦屋さんの白メダカ。涼しげです。

全力で打つ!

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先日行われた松田隆智先生三回忌追悼演武会。松田先生門下の方々の演武があまりにも気迫のこもったものだったので、刺激を受けてここ数日は「とにかく全力で打つ」練功を取り入れています。

全身全霊、多少の崩れは無視して打ち込みます。案の定、数本打っただけで息は切れ切れ、へろへろです。しかし普段の練功とはまた違った世界が見えてきました。永らく忘れていた感覚です。

そして打ち終わった時の爽快感がたまりません。爽快感や満足感ばかりを求めて練功するのはよくありませんが、それでもやはり思い切り打つ練功をすると精神は心地よく高揚します。

また、平常時に出せる力の底辺が上がった感覚があります。つまり、同じ力を出すにも楽に、すんなり出せるし動けるという事です。 いざという時に全力を出せるようにするには、やはり普段から全力を出す練習も必要だという事ですね。火事場の馬鹿力に期待してはいけません。

やり過ぎて身体を傷めてしまっては困りますが、当会の武術班でも中級者くらいからは、体調やこれからの季節は気温等に留意しながら、たまには全力で打つ練功をするのもよいかと思います。

全力出すのって、案外難しいです。

昼は焼き肉ランチでスタミナ回復~。
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特訓(?)

今回は今までで一番辛苦だったと思います。

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昨日は明星大学の武研にて、伝統少林拳の講習を行ってきました。

通例ですと少林拳の身体操作のルールやそれを応用した技法などを中心に講習を進め、套路は最後にほんの少しやる程度でした。

しかし今回は事前に「11月の学祭で通臂拳を演舞したい」という学生さん方からの希望があったので、通臂拳の套路を時間一杯集中的に教授いたしました。

通臂拳の動作は約25動作。少林拳の套路としてはそう長くはない部類に入ります。しかし尺は短くともそこには中国武術の様々な智慧や規矩が含まれています。それを一回の講習で全部覚えてしまおうとすれば、あちこちに無理や不足は当然出て来ます。

それでも今回は無理を承知で、まさに「無理やり」全套二時間半で覚えきって頂きました。

細かい理屈は最低限にして、とにかく時間一杯使って型を覚え、繰り返し繰り返し打ち、身体に詰め込んでいきます。いちいち頭で考えて納得・理解している時間なんてありません。

講習最後の30分はさすがに皆さん疲れがピークに来ている様子でしたが、へろへろになりながらも、全員最後まで頑張ってやり通しました。

やり終えて。
たまには細々したことを考えずに、ひたすら「練拳」するのもいいものだ。と改めて思いました。思い返せば自分が少林寺で王宗仁師父に就いて拳を練っていた時も、動作を教わったら只ひたすら繰り返し打ち、それに熟練してからぽつりぽつりと理論を教わる、あるいは自得するという方式でした。

現代社会ではなかなかそういったやり方は難しいし、受け入れられづらいとは思いますが、昨日は敢えて色々な制約を無視して若い皆さんと無心に拳を打てたのは自分にとっても懐かしくも新鮮な一時でした。

学生の皆さんは是非11月の演武までじっくり拳を練り込んで頂き、その後12月の講習では改めて、通臂拳の含意をお伝えしたいと思います。何はともあれ、昨日はお疲れ様でした!

崔西岐老師の通臂拳。
この映像は恐らく76歳前後の時に撮影されたものです。

ゆったり練功

今日も鉄身靠。そして站功~心意把。
樹々は気持ち良いですが、スズメバチ怖いです。

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沈痛哀悼 劉存良老師逝去

また一人、偉大な少林門前輩が帰西されました。

6月15日、劉存良老師が逝去されました。

劉老師は1935年、登封県高庄村の生まれ。1958年より近代少林寺の著名武僧である徳根に師事し、小洪拳、大洪拳、炮拳、羅漢拳、梅花拳及び心意把等の伝統少林拳術を学びました。

徳根が去世した後はまた王頂一師爺に就いて長護心意門拳、七星拳、陸合拳を学んだ事から王宗仁師父とは常日頃より親しい間柄で、よく師父の武館にも遊びに来られていました。

私もほんの短い時間ではありましたが、心意把に関する貴重な教えをいくつか教えて頂く幸運に浴しました。

身体は壮健、全身に力がみなぎっていました。また言葉は少なく、考え方は伝統的で堅実なお人柄の老師でした。

劉存良老師のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。

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登封の迎仙閣公園にて。中央が劉存良老師。向かって左は呉鳳高老師。
お二人は好朋友で、朝にはよくこの公園に散歩に来ては拳を練っておられました。

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王宗仁師父の武館にて。

功法三昧

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鉄身靠(貼身靠)。
最近やっとちゃんと当たれるようになって来ました。
思った以上に、鉄身靠は色々な事を教えてくれます。

鉄身靠は中国武術の伝統的な鍛錬法の一種です。
立ち木等に身体の前面、背面、側面などをもって当たります。だからといってバンバン勢いに任せてやる訳ではありません。下手をすると頚椎を痛めたりするので注意が必要です。

来る人、送る人

『功夫少林』の日本ロケも終わり、この土曜日の練功は通常通りの落ち着いた雰囲気に戻りました(そういえば撮影班は今週はバンコクに入ったそうで、あちらではスケジュールが思うように進まず、苦労されているようでした)。


丁度今日から新しく入門された方が来られたので、マンツーマンで基本功をゆっくりとご教授しました。新しい人を教えるのは、何だか自分も新鮮な気持ちになれて楽しいものです。とても感覚の素直な方で、動作はすんなり入っていきます。後半は自分でその日に教わった内容を繰り返し繰り返し復習されていました。

後半は中級者に陸合拳の対打。
「距離を短く」が本日のテーマです。お互い気持ちのよい距離、見えやすい距離で打っていては、この対練の真の効果は得られません。すこし窮屈で居心地のわるい距離が、実はデフォルトなのです。

そして練功後。
古株のH石さんが7月からアメリカシカゴに転勤されるので、国分寺で壮行会を催しました。任期は2年~5年だそう。年数幅広すぎ!というツッコミをしたい所ですが、もちろんアメリカでも練功は続けるとの事。きっと日本よりは時間が取れるようになるそうなので、後は一時帰国時の集中練功でフォローするつもりです。

異国での生活は色々と大変かと思いますが、それも発展のための一歩。仕事も練功も、ワンランク上がって帰国されるのをお待ちしています!

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『功夫少林』in東京

少林寺・登封で鋭意撮影中の大型ドキュメンタリー番組『功夫少林』。
東京にも撮影班が来て、この間の週末二日に渡って取材を受けました。

一日目は武術方面、二日目は主に鍼灸治療のシーンを撮影。

撮影班が来日する前から微信(中国版LINEのようなもの)でスケジュールや具体的な内容を打ち合わせしておいたので撮影は滞り無く、予定通りに進みました。本当に、便利な世の中になったものです。

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朝。近所の公園で普段の練功風景を撮影&インタビュー。

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午後。会の練功風景。協力してくださった同盟会の皆さん、謝謝!

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ディレクターの屈鋮先生。必要なシーンを相談し、効率よく撮っていきます。
やはり第一線で活躍する人は仕事の仕方が気持ちいいです。

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二日間、楽しい撮影でした!

『功夫少林』撮影再開

昨年3月のエントリーでお伝えした中国中央電視台制作のドキュメンタリー『功夫少林』、その後諸々の事情で停滞していたのですが、ここ暫くで一気に動きが出てきました。

●昨年3月の記事
http://shaolin-net.com/wplriji/index.php/view/294

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王宗仁師父の所にも、そして今年春に会った胡正生老師の所にも、相次いで撮影班が入り、ざくざくと撮影を進めています。写真で師父と一緒に写っているのはディレクターの肖先生。

まだ大きな撮影が9月に控えているので、放映は早くて来年後半期になると思いますが、どんな作品になるかこうご期待です。

続報『黒衣の刺客』が監督賞

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妻夫木聡出演『黒衣の刺客』 候孝賢にカンヌ監督賞!

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150525-00000004-flix-movi

前回のエントリーの続報です。

やってくれました!
この映画のために、当会の清水佳彦教練は妻夫木氏に武術指導を行いました。

コーディネーターの方を通した候監督からのリクエストは、いわゆる普通の『カンフーアクション』ではなく、伝統的な精神性を伴った武術を教授して欲しいというものだったので、じっくり時間をかけて伝統の技と精神を妻夫木氏にお伝えしました。

幸い清水教練は過去に邦画『どろろ』で妻夫木氏に殺陣の指導をつけた事があり(※これも全くの偶然。私が清水教練にこの仕事を依頼した時点では、俳優さんの名前は明かされていませんでした)、おかげで指導は濃密に、かつ和気藹々と進んだそうです。

訓練の一環として妻夫木氏には陰手棍もご教授しました。少林拳の代表的な棍術套路のひとつです。映画の中でどう活かされるか、お楽しみに!
(というか、私もロケは見ていないので内容は知りません、楽しみです)

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