伝統武術
- 2010/03/13 23:07
- カテゴリー:武術
今日、練功会で皆に言ったこと。
伝統武術。
師父から伝えられたものは、一滴も漏らさず、あたかも一つの盆から次の盆に水を移すかのように、余さず受け取らなければならない。
そして受け取ったものは、また次に手渡さなければならない。技もそうであるし、精神もそう。両方揃って初めて滴水もこぼさずに伝えることが出来る。
承り、伝える。即ち伝承。伝統武術を学んでいるという事は、そういう事だ。ただ単に古いものをやっているだけではない。自分の身で受け止め、次代に伝えていく事で、はじめて価値が出てくるものだと思う。
そういう学び方を、当会の学生には知って欲しいものである。