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2009年10月23日の記事は以下のとおりです。

2009年9月 登封 その2

10月10日。学生達を迎えに北京へ。
10月11日の夕方。登封に到着。

練功第一日目。やはり私の時と同じように、師父(彼らからすると師爺)による動作の検査。小洪拳を一人ずつ師父の前で表演する。私が日本を出る前から見て、それぞれ多少なりとも進歩が見られる。留守中にもしっかりと練功していたようである。

その後師父による細かい動作の修正や、付随する功法の教授が行われる。一日目の朝と午前だけでかなりの内容で、この時点で各人今回のテーマが決まってきた感じ。

二日目以降はそれぞれのテーマに沿って、小洪拳を練り込む。二日目、三日目は皆全身筋肉痛に苦しんでいる様子だった。一日のメニューは、朝は暗い内から起き出して練功開始、午前午後と各2時間強ずつ。それぞれ日本では仕事を持っているので、これほど集中して練功する機会はなかなか無いと思う。

4日目と最終日の5日目に到り、大分身体が慣れてきて、かつ練功の成果が現れ始める。動きが初日とは違ってきている。今回は例年にも増して練功の進歩が明確であったように感じる。それだけ一生懸命練功していたし、苦しいなかにも楽しんで鍛練している様子が伺えた。

練功に関しても進歩が大きかったが、それ以外に、精神的な面でも大きな収穫があった。中国滞在中、朝から晩まで顔を合わせ、共に飯を喰い、拳を練り、様々な活動を行う事により、師弟、師兄弟間の理解がより深まったと思う。また、現地の環境に身を置くことによって、より「一門」としての感覚が深く感じられたのではないだろうか。伝統中国武術の伝承は、全て人と人との繋がり、関係、縁の上に成り立っている。だからこそ、「礼、義、忠、孝」などの思想が武術を学ぶ者には必要となってくるのであるが、日本ではそれを感じるのはなかなか難しいかも知れない。

そういう意味で、今回登封研修旅行に参加した学生達が、学んだ技術と思想を日本に持ち帰り、同盟会の他のメンバーに示し、伝えていってくれる事に大いに期待している。

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・朝の練功 まだ星が見える

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・昼の練功 陸合拳対打

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・師爺と少林寺門前にて

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・現少林寺方丈・永信法師に謁見

ファイル 66-4.jpg
・最終日は北京で一日観光 厳しい研修を終えてリラックスのひととき

2009年9月 登封

9月28日に北京に入り、翌朝列車で鄭州へ。鄭州からは高速バスで登封まで一時半。北京の宿を出発したのが朝の7時で登封に着いたのが16時半。ほぼ半日がかりの移動だ。その晩は師父、師娘をお招きして簡単な宴をし、近況を報告した。

翌朝から練功開始。毎回、第一日目の朝には師父による套路の検査が行われる。これまで日本で行ってきた練功の是非が問われる、一番緊張する瞬間である。今回はどうにか一発で合格を貰い、ほっと一安心。

検定では合格を貰ったものの、二日目、三日目と師父について拳を打っていると、新たな課題が自ずと浮かび上がってくる。まだまだ先があるという実感は非常に嬉しいものであるし、それを毎回身を以て示して下さる師父には本当に感謝の念が尽きない。

師父から検査を受けたのは長護心意門拳と七星拳、それと大刀。いずれも凌斗→王頂一→師父と続く、当門の核心套路である。毎回登封に師父を訪ねる度に、この三種は必ず検査と指点を受ける事になっている。

そして今回はそれ以外に、呉風高老師と劉存良老師というお二人の老拳師より炮拳、小洪拳、太祖長拳、心意把について教えを受ける幸運に恵まれた。師父はかつて両老師より炮拳や小洪拳の教えを受けた事があるとの事で、また呉老師、劉老師共にその昔、王頂一師爺より長護心意門拳や七星拳を学んだ事があるそうである。今回お二人に会えたのも、師父や師爺の縁あっての事である。

両老師より炮拳や小洪拳を検討、修正して頂き、これらについて今までより更に一歩理解が深まった。また、師爺についての貴重なお話を伺う事ができたのは非常に大きな収穫であった。

ファイル 65-1.jpg
・左より、呉風高老師、劉存良老師、川口

ファイル 65-2.jpg
・呉風高老師より太祖長拳の指点を受ける

そんなこんなで、登封での日々はあっという間に過ぎ去っていった。短期間ではあったが、また自分の身体が変わった感じがする。また「自分はこれからまだまだ進歩していける」という感触が得られた。

師父はじめ、出会った全ての方に感謝したい(ここに書いていない人も多数)。また来年、登封に行くのが今から楽しみである。それまでに今回得られた成果を練り込んみ、またしっかりと功を積み重ねておかなければと思う。

ファイル 65-3.jpg
・師父とご子息の王鵬挙 目下長護心意門拳を修行中

ファイル 65-4.jpg
・中秋節 中国の伝統的な行事
 祭壇を設け家内安全、武術の学習進歩等を祈念する

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