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2011年11月15日の記事は以下のとおりです。

2011年 中国(登封)研修旅行 その6

●10月27日 「宋双平武館」

宋双平の武館は少林寺門前町より東に約5キロ、少林水庫(ダム)対面の山中にある。

我々が武館に到着したのは午後3時。丁度武館の学生達は午後の練功を開始し、ランニングに出掛けていた時だった。しばし久しぶりの再会に近況報告や、当方の生徒達を紹介などし、その後武館の練功場所に移動して、学生達の練功を拝見した。

まずは春秋大刀。大刀を演武してくれた学生は、始めてまだ数ヶ月だというのに、身法と刀法の協調がなかなかよく出来ている。下半身もよく安定して、足運びもスムーズだ。

次に見せてくれたのは縄鏢。これは宋双平武館十八番の兵器である。この武器は縄の先に鉄の尖ったクサビが付いている。通常の武器と違って縄でコントロールするものなので、手さばきと、何よりも身法(体さばき)が巧くできないと、自分で自分を傷つける事になる。

その後いくつかの演武があり、最後は宋双平の石鎖。これも彼の十八番中の十八番。20キロ近くある石鎖を実に巧くコントロールし、様々な動作を見せてくれる。

日本ではもとより、中国でもなかなか本物を目にする機会のない武器や功法を見て、当門の生徒達も大喜び。演武が終わった後の石鎖を実際に持ち上げてみたりして、「真の功夫」というものを体感する事ができたようだった。

そして幸運なことに短時間ではあるが、生徒達は宋双平より縄鏢の手ほどきを受けることが出来た。常日頃扱っている棍と違って、なかなか思うように操れないが、ちょっと目先が変わって非常に興味をそそられた様子だった。懇切丁寧な指導で各人2,3の基本動作を覚えることが出来た。この縄鏢については扱えるととても楽しいものなので、いずれ日本でも集中講習会を開いて普及したいと思っている。

ファイル 138-1.jpg

更に演武が終わって室内で歓談していると、二人のご老人が訪ねて来られた。いずれもお名前を伺う機会を逃してしまったが、その内のお一人は出家の方で、山中に住んで鍼灸の名人であると双平が教えてくれた。話が進むうち、場の流れで大刀を披露して下さる事となり、再び外に出て皆で拝見した。とても80過ぎとは思えない、迫力のある動き。見たことのない大刀の套路だったが、非常に原始的、実用的な刀さばきが印象的であった。

ファイル 138-2.jpg

これで俄然場が盛り上がった所に、宋双平が大刀を持って再登場。この大刀がまた常識外れで、大体50~60キロある代物である。ちなみに当門の生徒が試しに持ってみた所、大刀を縦に立てて支えているのがやっとの状態であった。これを使って廻す、斬る、突く等、大刀の動作を一式一式行い、終わった後は息も乱れず、汗もかかない。全く「凄い人物は居るものだ、しかも身近に」と改めて実感した。

ファイル 138-3.jpg
ファイル 138-4.jpg

こうして楽しい交流の時間はあっという間に過ぎ、外は真っ暗になった頃、我々は武館を後にし、登封市区へ向かった。今晩は登封滞在最後の夜。師父と師兄弟との宴が待っていた。

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