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映画『新少林寺』予告編

以前このブログでも紹介した(※参照)映画『新少林寺』の予告編を見つけました。

映画の時代背景は清末民初。軍閥が中国各地に群雄割拠し、国内は大いに乱れた時期。少林寺も1928年に、妙興和尚を団長とする「少林寺保衛団」が軍閥・呉佩孚(ごはいふ)側に協力した事が遠因で、対抗する軍閥である石友三に焼き討ちに合い、伽藍の大部分を消失しています。

映画のストーリーはおそらくこの辺りの史実を下敷きとしているものと思われます。

さすが最近の映画らしく、映像はなかなか綺麗です。あとはこの時期の複雑な情況を、どうストーリーに上手く絡めて現実味を出していくかでしょうか。史実でも、この時代にはまだ少林拳が実戦で用いられていたのですから、どういう風に仕上がるのか、公開が楽しみです。

ちなみに予告編の中で僧侶が打っているのは七星拳という套路です。これは登封の拳師・刁山多老師が指導したものです。李連傑が主演した1983年の『少林寺』の中では、僧達が打っているのは実際には少林拳ではなかったので、今回は映画に本当の少林拳が出てくるのも、門人としてはまた楽しみなところです。

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