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カテゴリー「練功日誌」の検索結果は以下のとおりです。

練功日誌 6月16日・武術班

  • 2012/06/19 23:50
  • カテゴリー:練功日誌

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外は雨。湿度が高く、少し動くとじっとりと汗をかく蒸し暑さでした。
こういう気候は一番体調を崩しやすいので注意が必要です。練功中は適時休息をとり、よく水分を補給するように心掛けましょう。

練功はまず初めに全体で柔功。弓歩圧腿・僕歩圧腿・正圧腿・側圧腿・前伏・劈叉(開脚)とじっくりと筋を伸ばし関節を開きます。そこから小武功(内功)を練り、踢圧腿(その場足挙げ)、馬歩衝拳、十字捶と突き技を練って終わり。この一連のメニューが最近のブームです。これで正味10~15分くらい。常日頃これをやっておけば、いざという時すぐに全力で動ける身体になります。

それ以降はいくつかの組に分かれて練功。

先月に入った新同学は、架勢と突きの続き。全身を梢節・中節・根節に分ける「三節」という考え方を用い、立ち方から動作(ここでは突き)まで、実際に受け手を打ったりしながら力の具合を確認し、じっくりと身体に染み込ませていきます。

後半は中級クラス全体で陸合拳。この拳は二人で攻防を行う対打と呼ばれる套路です。動作のかたち、順番は予め決まっていますが、逆にその中で力加減・距離・速度・タイミングなどをシビアに測っていきます。ひとりで行う套路で養った力と感覚を、相手を前にしてきちんと発揮できるかが問われるところです。

その他の時間は各々でやりたい拳や武器を練ったり、相手を見つけて技の研究など。「各々が工夫して練功環境を作り上げていく」というコンセプトは、徐々に浸透してきているようです。

格手講習 5月20日

  • 2012/05/30 23:23
  • カテゴリー:練功日誌

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今回、前半は教練が受け手をつとめました。相手が変わるとまた感覚も変わるもので、各人の動きにも変化が見られました。

現段階では基本的に私か教練が受けを取っています。第一に安全のため。そして少林拳のベースとなる、典型的な攻防原則を、味わい、身に染み込ませて欲しいからです。しかしいづれは学生同士の散手も行ってみたいと思っています。

そのためにもまずは拳のコントロールを徹底しないといけません。拳のコントロールが出来ると言う事は、相手がしっかりと見えていると言う事。相手が見えているという事は、「正」がしっかりと保たれてるという事。「正」が保たれれば、防守が容易であるという事。

防守に自信があれば、進攻にも確信が持てる。結局、全ては連鎖して、互いに保証し合っているのですね。

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●六道輪廻図:連鎖・因果関係と言っても、ここまでハードなのは困りますが。

総じて4月に行った講習の時に比べ、部分部分で研究・鍛練の形跡が見られました。攻防の動作も徐々に個性化し、綺麗に相手の攻撃を「接(キャッチ)」したり、技を決める場面もちらほら見られました。こういう進歩が見られた人は共通して「正」が改善されて来ています。

と言うことは……。後はまた各々研究して下さい。

工夫

  • 2012/04/29 23:21
  • カテゴリー:練功日誌

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ここしばらく、定例練功会で「工夫」という事についてよく言っています。

同じ毎週土曜日に集まって二時間ちょっとの練功時間。ただ単に号令に従ってメニューをこなすだけでは勿体ない。また、全体練習以外の時間もただ自分の練功内容を繰り返すだけなら普段一人でも出来ます。

せっかく同門が集まって、その中には様々な体力、年齢、特性を持った師兄弟(兄弟弟子)がいるのですから、それを活用しない手はありません。


そんな話をしていた所、昨日の練功会では一部ではあるものの各々「工夫」して練功時間を使おうという流れが出てきていました。

「靠(体当たり)」や「黒虎掏心」、「推掌」等の相手を実際に打つ功法を練る組、陸合拳対打を練る組、眉斉棍の套路動作を検討する組、打靶(ミット打ち)を行う組……。そこ此処で何人かずつ集まって試行錯誤している姿が見られました。

まだまだ内容も定まってはいないし、検討の仕方も浅いですが、これから毎回継続いけば、段々と深い部分の「気づき」、「収穫」が得られるようになってくると思います。

この流れは是非今後とも続けていきましょう。

格手講習

  • 2012/04/17 23:03
  • カテゴリー:練功日誌

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日曜日の格手講習の感想。

●よかった点
条件付き自由攻防については、当初に比べれば随分と慣れてきた様子。何をやっていいかモタモタする場面はかなり減った。

自分なりの技を試みようという動きがちらほら見られた。当講習は「検証の場」でもあるので、大いにやって得意技を身につけて欲しい。

●課題とする点
進攻時、防守時共に相手がよく見えていない。「正、頂、沈」が保てていないのが原因。簡単に言えば体勢が崩れているから。

攻防の打ち合いについては慣れて動けるようになってきたものの、根本的な動作の質について先月からの進歩があまり見られない。

***

普段の套路・基本功で練った成果(「正、頂、沈」等の動作原則はその代表例)を格手で活かす。逆に格手で検証して得た感覚を套路にフィードバックする。こういった「システム」を早く各々の中で確立する事が必要だと思います。これが出来るようになると普段の練功が俄然楽しくなってきます。

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久々の

  • 2012/03/28 22:39
  • カテゴリー:練功日誌

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ここのところ公私ともにばたばたしており、久しぶりの更新です。

今日は水曜、読売文化センター荻窪の「中国嵩山少林拳」講座。体験者があったので、丁度良い機会なので基本の再確認に多く時間を割きました。

今日やって伝えかたったのは「全体を貫く基本的な原則がある」という事。

武術の毎回の練功で、もちろん個々の動きの形・速度や力を高めていく事は大切ですが、もっと大切なのはその根底に流れる「基本原則=ルール」を見つけて身に付ける事です。

例えば、少林拳で一番要求される基本原則のひとつである「正」。これはごくごく簡単に言えば、「真っ直ぐである」という事。骨盤を真っ直ぐに立て、その上に腰、胸、頭が一番自然な状態で乗っかることの出来るイメージです。

この要求を普段の練功で、まず「架勢」という立ち方の練習で確認していきます→次に同じ動作を左右繰り返し移動しなが行う「単練」でもこの状態を保ち→「套路」での連続して様々な動きを行う中でもこれが体現出来るようになって……と続いていきます。

その他の武様々な武器術でもそうでうし、相手と自由な攻防を行う「格手(散手)」では、これが非常に大切な要素となってきます。


以上のように、全ての練功に一貫する原則を理解すると、「どれかを練れば、他の内容全部の底上げになる」事になり、こういった練習システムが中国武術の特長的なな部分ではないかと思っています。

……こんな感じで今日の荻窪の練功は進められました。こうして書くと何だかややこしいですが、実際は動きが伴うので、もっと単純かつ具体的で理解しやすかったと思います。

重要なのは「全体を貫く基本的な原則がある」事を認識して練功する事です。そういう意味では、実は準備体操や遊びのような補助練習にも、しっかりと大切な武術の要素が入っているのです。

格手(散手)講習

  • 2012/02/27 00:08
  • カテゴリー:練功日誌

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月いちの格手講習。

今日は新しい内容は控えめにして、今までやった内容の運用を重点的に練りました。

歩法と基本招勢の後、学生(生徒)同士の散手。攻め手は受け手に「見させて」、「受けさせる」速度での攻防。受け主体の練習であると同時に、攻め手は招勢の組み立ての研究の意味もあります。

後半は教練を相手にして、やや積極的な攻防の訓練。

ここに来て、段々と各人の攻防に於ける特性が明らかになってきました。これは始めに基本原則、即ち「法」をしっかり練り込んできた成果であると言えます。

●反省点
教練が学生を相手にする時、「功」、「妙」ばかりで応じてしまう点。これは自戒の意味もあるのだが……。連続して何人も相手をしているとついつい横着して、「元も子もない」手で斬り捨ててしまうことがしばしば。武術的にはそれが正しいけれど、それでは相手が伸びない。

経験として速度・力量等の功夫が長じているのは当たり前。学生の知らない技を知っているのも当たり前。それよりも現時点で彼らが正に練っている歩法、招勢などの「法」でもって、学生の意識を引き出し・導くような散手を心がけたい。


●伝統少林拳のオープン講習会を行います!詳細はリンクから。
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梅花剣

  • 2012/02/17 22:32
  • カテゴリー:練功日誌

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昨日は三鷹練功班で梅花剣を教えました。

普段は専ら棍ばかりを練っている当会に於いて、初めての剣学習者です。

この梅花剣は、剣ならではの細やかな操法と同時に少林拳らしい直接的な攻防技術を含んだ、なかなかに味わいのあるよい套路です。

刃筋を効かせてばさっと振れば斬れる刀と違い、剣は武器を持っていない手とのバランス、剣の重心の把握、手首の用い方、手の内の霊活(持ち手の変化)等々、細々とした要求があって初めての人には結構難しい武器であると思います。

しかし複雑で難しい分、徒手での手法にも通じる部分や、他の武器にも転用出来る技術があったりと、練り込んでいくと面白い気づきの多い武器でもあります。

この梅花剣は呂学礼老師から王宗仁師父に伝わったものです。他ではこの剣は見たことがないので、現在ではおそらく師父だけが保持しているのではないかと思われます。

こういった貴重な文化財産、大切に次の世代に伝えていきたいものです。これからも一歩一歩、確実に……。さしあたり、今教えている人にしっかりと伝授していきます。

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向かって右が呂学礼老師(1908~1989)。左が王宗仁師父(若い!)。少林寺の方丈室前にて。こうして世代を越えて技藝は伝わっていきます。

天長日久武藝精

  • 2012/02/12 21:13
  • カテゴリー:練功日誌

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本日の題名は、このブログの題名そのままですが……。

昨日、所用があって練功場所の体育館付近を通りがかったら、あちらの林の中で誰か男性が武術を、しかも少林拳らしき拳を打っているではありませんか。しかしまだ会の練功時間には二時間以上も早い。誰だろう?動きは結構いいぞ?

近付いて行って観てみると、果たしてそれは当会武術班のIくんでした。Iくんは小学生から少林拳を始めて、今高校一年生の純粋培養。聞いてみると、部活が早く終わったので自主練功していたとの事。

高校に入ってから運動部に入り、毎日練習で相当疲れているであろう彼が、ふと空いた時間を使って武術を練っている姿勢にも感心しましたが、何より遠目に見た彼の動作が、すっかり大人の拳になっているのには何とも感慨を覚えました。

うんうん、これぞ正に「天長日久武藝精」です。長い時間の地道な積み重ねが、彼をして立派な大人の拳を打てるように変えていったのでしょう。人生も、武術の道もこの先まだまだ長いですが、彼ならきっと鵬程万里、真っ直ぐに突き進んで行ってくれることでしょう。

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格手 2012年1月

  • 2012/01/29 16:18
  • カテゴリー:練功日誌

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今日は寒風吹きすさぶ中、屋外での格手(散手)講習を行いました。

●よかった点
ここしばらく招法(仕掛けから極めまでの一連の流れ)の基本を集中的に練り込んだので、自分の攻め手にある程度の自信というか実感が着いてきた様子。

その為、「どう攻めるか解らない→無為な見合い→打つ手が無くなり仕方なく攻める→双方同時衝突→膠着」というありがちなパターンが減り、(現段階として)健全な攻防練功としての体裁が整ってきた。

門派の標準的な招法が出来るようになってきた事により、逆説的に各自の個性的な技が明確になってきた。今後はこれを伸ばしていくようにしたい。


●課題とする点
どうしても攻める時に相手と僅かに中心を外して踏み込んでしまう。ここは少林拳の最大特徴である「拳打一条線」、即ち「進攻は最短距離を通って一直線に」と大きく関わる部分なので非常に重要。

本能的・習慣的に相手との中心を外してしまう=譲ってしまう・体を開いてしまう・顔を背けてしまう(下を向くも含む)等々の症状。套路訓練と招法の基本を通じてメンタル面を練り込み、しっかりと相手の中心と自分の中心を合わせられるように。

実戦に於いても(実戦でこそ)、節奏(メリハリ)を大切に。ライト、フルコンタクトに関わらず、極める動作は極める。例えば打撃に於いて、相手が格下で当て止め(加減)する場合でも、インパクトの瞬間の発力は必要。後は爆発の出力の大小と距離で加減をすればよい。

節奏について。套路と同じく、実戦でも少林拳独自の節奏(攻防リズム)をまず身に付けるように。これが出来て次に、各自の個性を活かした独特の攻防を展開できる。これも套路訓練の強化で身に付けられる。

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「シャモの喧嘩」にならないよう。その時々の訓練意義をよく考えて……。
いや、軍鶏の様に、一心不乱に専心して闘えればいいのかな?


昨年前期、後期と二班に分けて格手の基本を講習してきましたが、やっと今回から自由攻防の訓練に入ることが出来ました。

かつて私が中国で武術を教わった時には、まず套路(一人で行う型)をやり、そのあと対打(二人で行う型)をやり、あとは「勝手に打ち合え」とばかりに実戦訓練に放り込まれるという、有る意味乱暴な教え(?)を受けて来ました。しかし、やはり現代日本では段階的な学習方法が必要と考え、一年をかけて格手の原則を講習してきました。

とはいっても、初期段階の道筋を付けただけで、基本的な方法・概念が解れば後はやはり同じ事。本番はこれからです!

節奏 (ジエゾウ) 

  • 2012/01/15 21:21
  • カテゴリー:練功日誌

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今年の武術班・健身班・荻窪教室共通のテーマは「節奏 (ジエゾウ)」に決めました。

節奏とは直訳すれば「リズム」の事ですが、武術的には動作の緩急、強弱、動静、呼吸など複合的な意味を持っています。

あくまで私の経験から言いますと、日本人は武術を学ぶとき、この節奏が苦手な人が多いようです。では中国ではどうかというと、例えばある師匠に就いて一群の生徒たちが学ぶとき、各人のレベルに応じて動作の上手い下手はありますが、反面どの人の動きにも、教わった師匠もしくは練習している一門の風格を示すような、共通した「節奏感(ジエゾウガン)」が存在しています。ですから全体的に一本筋の通った印象があり、一年や二年の拳歴の人でもそれなりに雰囲気のあるよい拳を打っている事が多いです。

逆に日本人は、ひとつひとつの動作については正確性を追求するものの、節奏についてはあまり顧みる習慣がないようです。そのため動作に外見上の大きな間違いはないのですが、節奏がおかしいためにどことなくちぐはぐな感じがして、同時に何か大事なものが欠けている印象を受けてしまいます。

実際、套路というものは単に動作のカタチや順番を覚えてそれを連続で打つだけではなく、そこに含まれる緩急、強弱、進退、動静、呼吸など、独特の節奏感覚を身に付ける事にこそ大きな意味があります。

節奏を身に付ければ全体的な上達は早くなりますし、しっかりとした自分のリズムを持っているという事は対人の攻防でも大いに有利に働きます。

そんな訳で今年は「節奏」を意識して練功内容を進めていきます。
これで当会の生徒達は化けるかどうか?
これから一年、どう変化・進歩していってくれるか楽しみです。

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